今日も元気に個人商店を営んでいる40代「ヨフカシ(@yofukashi-kirin)」です。
2022年4月、キャッシュレス決済 STORES 決済 (旧:Coiney)を導入しました。
今回がはじめてのキャッシュレス決済導入ではなく、別の会社「Square」のシステムをすでに3年ほど使っています。
ただSquareのシステムにも不便なところがあり、小さな悩みでした。
それでも売上に影響が出るほど大きな問題ではなかったので、気にせず使い続けるつもりでしたが、店頭でキャッシュレス決済を利用するお客さんが増えてきたので、よりスムーズな処理をしたいと考えて「STORES決済」を導入することにしました。
この記事のポイント
- STORES決済を導入した理由
- Squareと比べた感想
STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら
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STORES決済を導入した理由

今回、店頭でのキャッシュレス決済対応のために STORES 決済 (旧:Coiney)を新たに導入しました。
目的は「クレジットカード決済」にスムーズに対応するためです。
実は、すでに「Square」という会社のキャッシュレス決済システムを利用しています。2019年の「キャッシュレス推進事業」をきっかけに導入し、3年ほど使っています。
その体験を「Squareを導入してよかったこと」として記事にしておりますので、合わせてご覧ください。
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「キャッシュレスに対応しています」というお店の面目も保ち、問題なく使っているのですが、1点だけ不便に感じていることがあります。
Squareはクレジットカード決済時の本人確認で「サイン」が必要
Square
Squareでは本人確認がサイン

かつてはクレジットカードで支払うとき「サインをする」というのが当たり前の本人確認でしたが、近年の本人確認は「4桁の暗証番号」を入力することが多いと思います。
私が使っているSquareの簡易端末は、カード情報を読み込むことはできても、「テンキー」(数字のボタン)が付いてないので、暗証番号による本人確認ができません。
アプリをインストールしているスマホやタブレットの画面に「サイン」をしてもらう必要があります。
「サインしてください」とお願いしたときの反応
店頭でクレジット決済を希望するお客さんは、4桁の数字を入力すると思っているので、「最後に、この画面にサインをお願いします」と伝えると、みなさん戸惑います。
快く応じてくれる方もいれば、渋々応じる方もおり「しょうがないな」「めんどうくさいな」という雰囲気が伝わってくることもあります。
対策として、クレジットカード決済の処理をする前に「端末の画面にサインをいただきますが、よろしいですか?」と伺っているのですが、「カード払いをして欲しくない」という意図で受け取られてしまうこともありお店の印象を下げてしまうなど、解決策は見つかっていません。
また機会の画面にサインすることに慣れていないので、うまく書けない人も多いです。
Squareの専用端末「ターミナル」で解決できるが高額
Square
Squareターミナルなら番号入力ができる

「本人確認がサイン問題」は、私がお店で実践しているアナログな対応以外に、根本的に解決できる方法もあります。
それが「Squareターミナル」という専用端末を使うことです。
Square独自の専用端末で「カード情報の読み取り」はもちろんのこと、端末画面に数字を表示させ暗証番号による認証が可能になります。
プリンターが内蔵されていてレシートもその場で発行できます。
しかし、端末自体の価格が46,980円とかなり高額です。
さらに私のお店では今でも現金会計の割合が多いので、クレジット端末の利用機会が少ないのも、導入に悩む理由です。
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「STORES決済」の端末は暗証番号入力ができる
STORES決済
STORES決済は番号入力ができる

今回追加で導入した「STORES決済」は「暗証番号入力ができる端末」なので、私の一番の問題を解決できます。
これでクレジット決済を希望するお客さんとのやりとりが、ストレスなく、スムーズにできそうです。
STORES決済の特徴
- 暗証番号による本人確認ができる
- 手のひらサイズの決済端末
- スマホやタブレットとの連携可能
- 屋外やイベント会場での使用可能
STORES決済をはじめるには、申込みをして審査を通過しなければなりません。
審査通過後、決済端末(19,800円)を注文し購入する流れです。
はじめるチャンス
決済端末の代金が「0円」になるキャンペーン実施中
- 2022年6月1日(水)〜 8月31日(水)まで
- 新規申込者が対象
- 期間中に新規の申込みと審査通過が条件
STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら
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「STORES決済」と「Square」の比較
私が導入している2つのキャッシュレス決済のサービス「STORES決済」と「Square」のそれぞれの基本内容を比較します。
サービス名 | STORES決済 | Square |
クレジット決済の手数料 | 3.24% ~ 3.74% | 3.25% ~ 3.95% |
利用できるカードブランド | VISA MasterCard アメックス Discover ダイナーズ JCB | VISA MasterCard アメックス Discover ダイナーズ JCB |
QRコード対応 | 〇 | × |
電子マネー対応 | 〇 | 〇 |
電子マネー手数料 | 1.98% | 3.25% |
オンライン決済 | 〇 | 〇 |
初期費用 (機器代金は除く) | なし | なし |
月額費用 | なし | なし |
専用アプリ | 無料 | 無料 |
対応端末 | iOS / Android | iOS / Android |
決済端末の代金 | 19,800円 キャンペーンで0円 \ 実施中 / (2022年8月31日まで) 期間中に新規申込みと審査通過が条件 | Squareリーダー 7,980円 Sqaureスタンド 32,980円 Squareターミナル 46,980円 |
入金サイクル | 手動の場合 決済日の翌日6:00以降 依頼が可能 自動の場合 翌月の20日 | 指定機関の場合 翌営業日 その他の機関 毎週金曜日 |
振込手数料 | 10万円未満で200円 10万円以上で無料 | なし |
比較すべきポイント
「STORES決済」と「Square」の違いを確認していきます。
クレジット決済の手数料
クレジットに関しては、利用できるカードブランドは同じです。
決済手数料は異なります。わずかな差ですが「STORES決済」の方が安いです。
電子マネー決済
電子マネー決済に関しては、STORES決済が「1.98%の決済手数料」で業界で最も安いです。
私のお店では、電子マネー決済の利用は今まで発生していないので重要視していませんが、お店の立地やお客さんの状況によっては、大事なポイントです。
オンライン決済
STORES決済
STORESのオンライン決済

クレジット決済においては、店頭での対面決済以外にも、遠方のお客さんにネットを介して請求をし、カード決済をしてもらう「オンライン決済」が利用できます。
どちらもお店側で請求書を発行し、Eメールでお客さんへ「オンライン請求書」を送信します。
オンライン請求書の違い
- STORES決済は、決済用のWebページへアクセスしてもらう方法
- Squareは、Eメールを開いて、お客さんにカード情報を送信してもらう方法
同じことができる機能ですが、システムはは少し異なります。
決済端末の代金
決済端末の代金は、STORES決済がオススメです。
STORES決済
STORES決済の端末

- 19,800円の端末のみ
- 暗証番号入力に対応している
- 代金が0円になるキャンペーン中なら、コスト0円で導入できる
対するSquareは、お店の規模や用途に合わせて3タイプ用意されています。
Square
Squareの決済端末

専用端末の種類と値段
- 「Squareリーダー」は簡易端末なので読み取り機能のみ(7,980円)
- 「Squareスタンド」は、店頭のレジスタンド用(32,980円)
- 「Squareターミナル」は、暗証番号入力とレシート発行ができる(46,980円)
これから導入するなら「Sqaureリーダー」の上位機種である「Squareターミナル」が、ひとつですべてカバーできるので、オススメですが、値段が高いので、じっくり検討してください。
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売上金の入金に関して
決済された売上金の入金に関しては、Squareがとても親切です。
入金サイクルは「業界で一番早い」です。
Square
「Square」の入金ポイント
- 指定機関なら翌日に入金される
- その他(指定外)の機関でも毎週金曜日に自動入金される
- どちらも手数料はかからない
STORES決済
「STORES決済」の入金ポイント
手動タイプと自動タイプがある。どちらのタイプも国内のすべての金融機関で同じ状況で利用できる。
手動タイプの特徴
- 自分で「売上金を振り込んで!」と依頼するタイプ
- 売上があった日の翌日から申請できる
- 売上合計が10万円以上の場合は、振込手数料なし(無料)
- 売上合計が10万円未満の場合は、200円の手数料
自動タイプの特徴
- 月末締めで一ヶ月分を翌月の20日に入金される
- 売上合計額に関わらず、振込手数料はなし(無料)
「STORES決済」で振込手数料が無料になるには「10万円以上の売上で入金依頼をする」、もしくは「翌月の20日に自動で入金されるのを待っている」かのどちらかです。
「10万円未満でも入金依頼」ができますが、200円の振込手数料がかかってしまう点は注意してください。
売上金を早く回収したい人には、「STORES決済」は少し不便です。
決済以外のシステムについて
「STORES決済」と「Square」が、それぞれ展開している他のシステムも確認しておきます。
私が注目しているのがレジ機能を追加できる「POSレジアプリ」です。
STORES決済
STORESレジ
対応は「iPadのみ」

\ 注意点 /
「POSレジアプリ」は、決済端末を利用するための「決済アプリ」とは別のものです。
「決済アプリ」は、STORES決済もSquareも、iOSとAndroidの両方に対応しています。
混同しないようにご注意ください。
POSレジアプリとは
キャッシュレス決済とPOSレジアプリを連動することで、商品の登録や在庫管理、ネットショップとの連動、売上分析など、店舗運営に必要な機能を集約して管理できます。
どちらのサービスにも「POSレジアプリ」があります。(ともに無料)
- 「STORES決済」のレジアプリ「STORESレジ」は「iPadのみ対応」
- Squareのレジアプリは、iOSもAndroidもどちらも対応している
Squareのレジアプリは便利に活用している
Square
Sqaureのレジアプリ

今まで私はSqaureを導入しており、Sqaureのレジアプリも併用しています。
Squareのレジアプリでは、登録してある商品を選択して請求を立てるので、計算が間違うこともなく、お客さんにも明細として確認してもらえるので安心です。
iPadがないので「STORESレジ」を導入できない
「STORESレジ」が、ここまで対応しているのか?確認できなかったので不明ですが、私はiPadを持っていないので「STORESレジ」を使えません。
オンライン決済の利用については、引き続きSqaureで対応していくことになりそうです。
「STORES決済」の申込方法
簡単に「STORES決済」の申込について紹介します。
(詳しくは別の記事で出そうと思っています)
公式サイトから申し込み手続き
「STORES決済」の公式サイトから「お申し込み」をクリックして、新規アカウントを作るところから始まります。
STORES決済
STORES決済の申込みページ

右上の「お申し込み」ボタンから登録ページへ進む
↓ 登録ページ

基本的は表示される画面に沿って、必要な情報を入力して進めていくだけです。
登録に必要な情報
- アカウントを作るために必要な情報
- 名前
- 連絡先
- メールアドレス
- パスワード
- 契約内容の入力
- 事業形態(法人 / 個人)
- 利用場所(店舗内 / 店舗外)
- 業種の入力
- 店舗情報
- 代表者情報
- 口座情報
- その他確認事項など
すべてネットから手続きを進められます。所要時間も5分~10分程度です。
STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら
\ まずはアカウント登録から /
登録が終わったら審査結果を待つ
STORES決済
STORES決済のブラウザ管理画面

すべての登録が終わると「STORES決済」の管理画面にアクセスできるようになります。
登録と同時にカードブランドの審査が始まり、審査の状況は管理画面で確認できます。
審査に通過すれば利用することができるようになり、決済端末が発送手配されます。
決済端末が届くまでは、数日かかります。
私は、4月6日に申込みをして一週間後の4月13日に届きました。
決済端末が届いたら「決済アプリ」のインストールと設定
STORES決済
届いたSTORES決済の端末セット

決済端末が届いたら、スマホかタブレットに「決済アプリ」をインストールして初期設定を行います。
「スタートガイド」の冊子が同封されています。端末の説明やアプリとの設定方法などが詳しく解説されているので安心です。
カードのスライドや差込の練習ができるのも安心です。
これでお店でのクレジット決済が対応できるようになります。
【まとめ】店頭でのクレジット決済は「STORES決済」が便利

店頭でのキャッシュレス決済対応をスムーズに行うために、新たに「STORES決済」を追加導入しました。
「STORES決済」の導入で、Squareの決済システムでは不便だったポイントを解消することができ満足しています。
対面決済では「STORES決済」がスムーズに処理できる
すでに使っているSquareは対面決済時に「サイン」が必要であり、毎回お客さんに「サインをいただきますがいいですか?」と尋ねていました。
この不便さを解消できる専用端末もSquareは用意していますが、金額が高いのがネックです。
対して「STORES決済」は、ナンバーキー付きの小型端末なので、本人確認が番号入力で済みます。
対面決済時の流れがスムーズになり、お客さんもお店もストレスがなくなりました。
難点はレジアプリ「STORESレジ」が「iPad」しか対応していない
STORES決済と連携できるレジ機能アプリ「STORESレジ」も用意されていますが、対応しているのが「iPadのみ」です。
私はiPad端末を持っていないので「STORESレジ」を使うことができません。
オンライン決済は引き続きSqaureで対応していく予定
Squareのレジアプリは、iPhone、Android端末の両方に対応しています。
私は、遠方のお客さんと決済手続きが可能になる「オンライン決済」をよく使っています。
レジ機能があるとお客さんへ請求金額の明細を送れるので、安心です。
以上の理由により、店頭での対応は「STORES決済」と、オンラインでの対応は「Square決済」と、それぞれ使い分けて使っていくことになりそうです。
2社のサービスを使うことで、お金の管理が複雑になるリスクがあるので、必ずオススメできる使い方ではありませんが、私はこの方法でやってみようと思います。
それぞれの状況、事情に合わせて導入するサービスを選びましょう。
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