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こんばんは、ヨフカシです。
自営業のみなさん、2月はちょっと憂鬱じゃありませんか?
なぜって?
「確定申告」やらなきゃですよ!
税務署からの封筒が届き思い出す方もいるのではないでしょうか?
事業主は、決算に基づき算出された税金を納める義務があり、毎年2月中旬から3月中旬の期間に、申告書類の提出と納税を行うことになっています。
私も個人事業主なので、毎年必ず「確定申告」をしなければいけません。
なんとか自分で「確定申告」を行っていますが、「自分のやり方が間違ってないかな?」と不安を感じている人は、私だけではないはず。
しかも私は2021年の夏、人生ではじめての税務調査を受けました。
「修正なし」という結果で無事に終わることができましたが、ストレスで円形脱毛になりました。
かつての私も確定申告に対して自信が持てずに不安でしたが、税務調査を経験したことで成長できた部分もありました。
そんな経験を振り返り感じたことを、まとめた記事です。
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自営業歴10年目を迎える私がオススメする確定申告の勉強本は「いちばんやさしく書いた青色申告の本」です!
タイトルが長いので、表紙で覚えてください
個人事業主として独立した2012年に買ったものをずっと使っていましたが、さすがに10年も経っているので、改めて最新の2022年版を購入しました。
古い方の内容と比べても大きな違いはありませんが、法律が変わった部分もあるので、細部を確認をしています。
簡単に本の内容として見出しを紹介します。
- 青色申告すれば、こんなにトクする7大ポイント
- 申告すれば今日からあなたも「青色申告事業者」
- 青色申告に欠かせない「帳簿つけ」の基本
- 5つの基本帳簿を使いこなす
- 初心者が必ず迷う仕訳と勘定科目
- 必要経費になるもの、ならないもの
- 青色申告決算書と確定申告書を出そう
このように「基礎からステップアップして学ぶ」には、本を読むのがおすすめです。
また本が手元にあれば調べるときにも、すぐに確認できます。
\ 2022年の最新版 /
私は、2021年に人生ではじめての税務調査を受けました。
事業主である以上避けられないものですが、本音は「もう経験したくない」です。
しかし経験してよかったこともありました。
調査員から「私たちもこの本を読んでいます」という言葉を聞けました。
記事の後半で「税務調査の体験談」を紹介しています。
この本の通りに実践してよかった!
とはいえ税務署がチェックしているのは、この本だけではないと思います。
私が紹介した本以外にも、たくさんの関連する本があるので、自分が「読みやすい」「わかりやすい」と感じた本を選んで勉強するのがいいと思います。
書店で販売されている本であれば心配ないはずです。
注意点は「どの本を選ぶか?」より「1つの本を徹底的に実践する」ことです。
*紹介している本はネットで見かけたものです。
相性の良い本を選ぼう
「本は苦手」「ネットで探す方が早い」と思う人もいるでしょう。
本は苦手だよ。
ネットで調べた方が早いし、簡単だろ?
たしかにインターネットでも「確定申告」に関する情報を調べることはできます。
しかしネットの情報だけを鵜呑みにしてしまうのはキケンです。
そもそも、ネットの情報が正しいとも限りません。
自分のサイトのアクセスを集めるために、都合よく解釈された情報を出しているサイトもあったりします。
なによりネットからの情報収集がキケンなのは「自分にとって有益な情報しか取り入れない」というネット検索ならではの「情報のつまみ食い」が起こるからです。
ネットに転がっている「簡単に処理できる方法」ばかりを取り入れると、ちぐはぐな知識になり身に付かないので、やめた方がいいです。
- 正しい情報とは限らない
- 都合の良い情報だけを拾ってしまう
- 中途半端で、ちぐはぐな知識になる
ネット情報だけに頼るのは、絶対ダメ!
2021年の初夏。ある日突然かかって来た一本の電話。
「○○税務署ですが、御社の税務調査に伺いたいのですが…」
本当に突然でした。
その電話で、そのまま日程の調整をおこない「〇月〇日の午前9:00に来訪する」ことが決まりました。
調査当日までの約3週間、書類や帳簿の確認をしたり、ネットで税務調査について調べたり、知人の経営者に相談しました。
しかし「人生初の税務調査」を迎えるまでの時間は、とにかく何をしても落ち着かない精神状態でした。
むしろ「早く終わってほしい…」という気持ちで過ごしてました。
そして調査当日、「私はまな板の上の鯉」だと自分に言い聞かせて、調査員と対面しました。
午前中は、調査員からの聞き取り調査と帳簿の確認がメインでした。
午後は、実際に店舗の中をチェックしました。
私の場合は、店舗の確認が終わった段階で、一応の結果として「修正なし」が伝えられました。
実は税務調査で、本の通りに実践していたことで調査員に褒められました。
調査員から「どうやって確定申告の勉強をしたのか?」と質問されました。
そこで、記事の冒頭で紹介した本を調査員に見せました。
すると「その本は私たちも読んでいます。本の通りにできていますね。この調子でがんばってください。」と答えてくれました。
この本で勉強してよかった!
- 帳簿書類の作成方法
- 勘定科目の仕訳
- レシートの保存方法
- 経費の按分ルール
- 通帳口座の使い分け(事業用とプライベート)
などが代表的なことです。細かいものは、他にもあります。
とにかく「本の通りにやる!」
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本の通りに実践していたことで、プラスになった2つのポイント。
- 調査がスムーズにすすんだこと
- 信頼してもらえたこと
いくら調査するのが仕事とはいえ、他人の書類を確認するのは調査員も大変な作業です。
調査が円滑にすすむために、調査員が確認したい帳簿や書類を、すぐに用意できる状態にしておくのはとても大事です。
また、1つの方法に従って帳簿作成を実践していることで、調査員にはマジメで誠実な印象を持ってもらえたと思います。
あくまで私の感想ですが、参考元が別々の情報を寄せ集めた処理をしていると、調査員も「どこか間違っているかもしれない」と感じて調査時間が長くなる可能性があります。
調査に協力的な人だと感じてくれる
税務調査は申告書類だけではわからない部分を現地で確認する調査です。
調査員は、必ずしも疑う姿勢でいるわけではありませんが、怪しいと感じたり疑問に思ったことは質問してきます。
仮にセオリー通りに処理できていないことでも、明確に説明ができれば、理解してもらえたりアドバイスをいただけることもあります。
返答に注意しなければいけないポイントもありますが、極度に怖がる必要もありません。
調査前のストレスで円形脱毛になった私が言うのは、説得力ありませんが…
私が経験した税務調査で、調査員が重点的に確認したポイントを紹介します。
- 売上をごまかしていないか?(売上の除外)
- 事業に関係ないものを経費にしていないか?(経費の水増し)
- 現金の管理(現金の扱い、現金出納帳の確認)
これらのポイントは「納める税金を減らすために、ごまかしてないか?」と思われやすいポイントです。
調査員は「正しく記載されているか?」という視点で帳簿や決算内容を確認します。
単純な間違いを指摘することもあるので、必ずしも「疑ってる」わけではないです。
原則として利益が増えれば、納税額が増えます。
納税額を抑えるために、利益を減らす=売上をなかったことにする(隠そうとする)のは、よくあることです。
税務調査では、「お金の流れ」について確認する質問が多かったです。
- 取引の流れ
- 証明書類(伝票や領収書など)の確認
- 入金先
- 出金しているタイミングの確認
など。
「経費の水増し」をする目的は「売上の除外」と同じく「利益を減らす」ことです。
事業に関係ない物やサービスの購入を「経費」として計上していないか?というポイントをチェックされます。
「経費にできる / できない」の判断は、一筋縄ではいかないものもあるので、調査員が気になったものは、説明を求められることがあります。
しっかり答えられるように備えておくことが大事ですが、どれが該当するかは、調査のときにしかわかりません。
確信を持って答えられないものを曖昧に返答すると、かえって印象が悪くなるので、ごまかそうとせずに「確認したい」と正直に伝えることも必要です。
調査員は純粋にわからなくて質問している場合もある
このポイントは、私のお店が「レジのある現金会計」のお店だからでしょう。
- レジに用意しているお釣り用の現金(金種ごとの枚数も確認されました)
- 現金の保管場所
- 売り上げ記録とのズレはないか?
「現金の管理がいい加減」だと「売上の除外もしているのでは?」という部分まで疑いが広がる可能性があるので、非常に大事なポイントです。
税務調査は「正しい申告と納税をしてくれていること」を確かめるための調査です。
怖がる必要はありませんが、調査員が「申告している内容と実態にズレはないのか?」という部分について目を光らせているのはたしかです。
調査時の受け答えや態度、帳簿の付け方、関係書類の整合性など、あらゆる要因が調査の判断材料になるでしょう。
税理士に頼らず自分で「確定申告」をする人も多いと思いますが、「素人の感覚」で処理せずに、専門的な知識を身に着けておけば対応することもできます。
一度で覚えることはむずかしいので、まずは「本」の真似をすることからはじめるのがいいと思います。繰り返し経験することで、理解が深まります。
正しい確定申告ができていれば、税務調査にも怯える心配はありません。
では最後に、確定申告について簡単におさらいしておきましょう。
「確定申告」とは、事業主が一定期間(主に1年間)の決算を行い、収益に基づく税金(所得税や消費税など)を計算して納める制度です。
手続きをする期間が決まっており、毎年2月中旬から3月中旬です。
【開始】2025年(令和6年)2月17日(月)から
【終わり】2024年(令和6年)3月17日(月)まで
毎年のこととはいえ、年に1回だけの手続きですので、忘れてしまう内容もあると思います。
自分の専門ではない作業なので、わからないことがあれば調べる必要があるし、本来の仕事の合間を縫って作業をすすめるので、どうしても時間がかかります。
慌てないように余裕を持って取り組んでください。
なんだかんだで期限ギリギリになってしまうこともありました
確定申告を簡単に説明すると、
前年の1年間の「売り上げたお金」から
「支払ったお金」を引いて
「いくら儲かったのか」を申告します。
最後に「儲かった分にかかる税金」を納めます。
仕組みは単純でも、実際の作業は大変です。
- まず日々の取引で発生したお金の動きをすべて記録する「帳簿」が必要
- 次に「帳簿」を基に「決算書類」を作成する
- 最後に法律に従って「税金額」を計算する
自分で「帳簿作成」から「決算書類の作成」と「税金の計算」までのすべてを処理するのは、専門知識も必要なうえ、手間がかかります。
自分で確定申告をしたい!という人には、便利なアプリもあります。
公式サイト|フリーランスのための会計アプリ「aoiro」
自分でできない人は、税理士というプロにお願いする方法もあります。
しかし、お金もかかりますので、税理士に依頼するかどうかは、自分の状況により判断していだだくしかありません。
\ 税理士を探せるサービス /
ただし税理士に依頼した場合でも「まかせてるから安心」と丸投げしてはいけません。
税理士は、あなたの確定申告のチェックをしてくれる「助っ人」です。
申告と納税の「責任者」は、自分自身であることを忘れないようにしてくださいね。
「自分でやる!」にしても「税理士にお願いする」にしても、自分が勉強して詳しくなって損することはありません。
- 自分で確定申告ができるようになる
- 税理士の専門的な話を理解できるようになる
など、確実にメリットはあります。
まずはこの本から、勉強をはじめましょう!
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