今日も元気に個人商店を営んでいる40代「ヨフカシ(@yofukashi-kirin)」です。
私は、自宅兼店舗に住んでいる自営業。
通勤時間なし、決まった就労時間なし、上司も部下もいません。
自由気ままに見える縛られない生活ですが、その反面「誰のせいにもできない、全てを自分でこなす」という重いプレッシャーを背負っています。
毎日自分なりの「セルフマネジメント」を実践して、プレッシャーと戦っています。
今回は「自分に負けない仕事術」と題して、私の「日々の心がけ」を紹介します。

それにしても「分身の術」とは、ふざけたタイトルじゃないか!

まあまあ落ち着いて。
中身はふざけてないから、読んでみてよ。
ニンニン!

やっぱりふざけてるやろ!!
分身の術とは、忍者の技で有名な「自分が2人になる技」です。
使えるはずはなく、分身の術を習得しろ、という話ではありません。
結論
「仕事の効率を上げる」
という話です。
- 「効率化」と「チャンス」の因果関係
- 効率を上げる方法
私は、お店の営業に関わるすべてのことを、一人で対応しています。
お店の責任者であり、接客もする、営業もします。
作業員であり、経理のことも考えます。
様々な役を一人でこなす毎日です。
ところが自分の体は一つだけ、二つの作業を同時に処理できません。
作業を一つひとつ積み上げていくしかありません。
仕事が終わらなければ、終わるまで頑張るしかないのです。
たとえ真夜中になろうと、朝日が昇ろうと。
つまり時間の使い方は、生活そのものに影響します。
作業を効率化して、時間を短縮できれば「余裕」ができます。
この「余裕」は、行動の選択肢が増えるメリットがあります。
しかし、同じ作業を繰り返すことが多い私は、効率化して作れた「余裕の時間」も「同じ作業をする時間」として利用することになります。
これは、私が「もう一人」いるような感覚です。
なんとなく「分身の術」という考え方が見えてきましたか?

仮に、今まで一人で作業をして、1時間かかった仕事があったとします。
その仕事を30分で終わらせることができた場合、今までの1時間で、同じ仕事が2回できる計算になります。
つまり、ある一定時間内において、今までより「2倍の作業量」をこなすことができれば、自分が二人同時に作業したのと同じ結果が得られます。
これを私は「分身の術」と呼んでいます。
作業時間を半分に削ることで
倍の仕事ができた気になる考え方
単なる効率化の話を「分身の術」と呼ぶのは、ふざけていると感じるかもしれません。
「今までの作業時間を半分にする」なんて、非現実的で、不可能です。
しかし、分身している「感覚」を持つことが大事です。
私の人生のポリシーは、心持ち。
不安なことや、くじけそうなことがあっても
「なんとかなる」と自分を鼓舞していれば、
「なんとかなる」現実が訪れる、
という信条。
それと同じように
「2倍の仕事ができる」と意識していれば
「2倍の注文が入る」現実が訪れる、
と信じています。
「神様、私にもっと試練を…」とお願いする?
神様に救いを求める人はいますが「試練をもっと与えてくれ」という人は、あまりいないでしょう。
でも『 神様は、乗り越えられる試練しか与えない 』なんて教訓もありますよね?
ですから、私は、自ら2倍の試練(注文)をお願いするのです。

神様~!
いつもの倍の試練を私に与えてください~
なんてね。
あまりに忙しくて「もう手一杯です!」っていう雰囲気を出してしまうと、現状維持、もしくはスケールダウンしてしまうでしょう。
もっと向上していきたいと思っているなら、フリでもいいから「ゆとりのある雰囲気」を出すべきです。
あなたが新しい仕事を頼みたいのはどっち?
- A:いつもバタバタしている「余裕のない人」
- B:テキパキ仕事をこなす「ゆとりのある人」
「A:余裕のない人」に「新しい仕事を任せよう」という気持ちになるでしょうか?
すでに抱えているもので精一杯の人に「新しい仕事」は、依頼されません。
余裕のない人は、新しいチャンスを逃してしまうのです。
逆に「B:テキパキ仕事ができる人」の方が、新しいチャンスが舞い込んでくる可能性が高いです。
自分の仕事にも、当てはまります。
接客している私自身が、余裕のない状態だったら、どうなるでしょう?
ミスをしたり、愛想がない対応になる可能性があります。
そんな接客をされたお客さんはリピーターにならないでしょう。
ゆとりある接客ができ、お客さんに「また来たいお店だな」と思ってもらえたら「 次回の来店 = 仕事 」に繋がるわけです。

余裕がない方が、デメリットが多い
この「ゆとり」を生むために「効率化」が必要です。
では、どうすれば「効率を上げる」ことができるのでしょうか?
人それぞれにおかれている状況も異なりますので、具体的な方法を挙げることは難しいですが、私の例を紹介します。
効率を上げるには「作業のスピードを上げること」が思い浮かびます。
例えば、高性能なパソコンは、処理スピードが速く、生産性を確実に高めます。
しかし、どんなに処理の速いパソコンでも、最初の指示を間違えてしまば「やり直す」ことになり「無駄」になってしまいます。
「やり直す」ことほど、無駄なものはありません。
「やり直し」が発生しなければ、一番早く終わります。
やみくもにスピードを上げることではなく
正確でムダのない作業の積み重ね
「無駄を失くそう、削ろう」と聞くと「自分が変わらなきゃ」と思うかもしれませんが、必ずしも「自分を変える」必要はないです。
まずは「環境を変える」ことに取り組んでみましょう。
何気なく行っている作業には「習慣」になっているのもがあります。
その中に「ムダなことで時間を使っていないか」と見直してみましょう。
「商品を梱包して荷造りをする」作業のとき
必要な道具(段ボール / テープ / カッター)を作業場の近くにまとめて置き場を作る
別々の場所にあると「取りに行く時間」が発生します。
微々たる時間ですが、積み重ねるとかなりの時間を「道具を取りに行く時間」とに使っていることになります。
当たり前のことに見えますが「習慣」になっていると、気が付いていないこともあります。

些細なことでも改善する
「習慣」の中には、どうしても変えられない自分の行動パターンや、癖はあると思います。この癖を、自分でコントロールする、または変えることは、難しいことです。
そこで「発想の転換」をして「自分が環境に合わせる」のではなく、「環境を自分に合わせる」という考え方も取り入れています。
また私の例を挙げましょう。
- 注文伝票を書き起こしてから、商品を用意して梱包する
私は手書きの注文伝票を使って、先に「書く」ことで情報を整理できるので、発送ミスを防いでいます。
同時に、作業の段取りや優先順位を、頭の中で組み立てができます。
そして伝票を書き終えて、すぐに作業にとりかかることができます。

私にとって「儀式」のようなものです
整えている環境
伝票がすぐに書けるように常にスペースを空けておく(物を置いたりしない)
パソコンを使った「電子タイプ」が便利ではありますが、入力する時、印刷する時、梱包する時と、何度も「確認」をしてしまう性格なので、時間もかかるし、ストレスになってしまうのです。
環境に合わない行動をすることが、一番ストレスを感じ、精神状態を乱します。その結果「失敗をしてやり直す」という効率を下げる原因を生みます。
自ら「心地よい環境」を作り、パフォーマンスを向上させましょう。
自分にストレスがない「環境」が整ったら、あとは、その環境を崩さないように努力をしましょう。
- 使い終わった道具は、すぐに元の場所に戻す
- 次の作業に取り掛かかる前に、必ず整理する
- 自分で決めた作業手順を変更しない
環境が乱れれば、雑な仕事になっていきます。
整った環境を「自分で作り、維持すること」も、仕事の一つだと考えましょう。
ここまで説明した「効率化の方法」ですが、実践の際には、注意してほしいことがあります。
タイトルにもある通り「自分に負けない仕事術」なので、あくまで「自分に対して」行ってください。
他人の価値観を変えようとしたり、社内や職場などの「公共のルールがある」場面では、自分だけの価値観を押し付けないようにしてくださいね。
「自分に負けない仕事術」として、精神論や考え方のヒントをお伝えしました。
今回のポイントは「分身の術」。
ここでの「分身の術」とは「仕事の効率を上げ作業量を増やすこと」を意味しています。
効率化で出来た「余裕」により、こなす仕事量が増え、新しい仕事のチャンスも巡ってくる可能性が高くなります。
余裕のない人には、新しい仕事が依頼されない
作業時間を短縮して「余裕」を確保する
自分が2人いるつもりで作業の短縮を目指す

ここが「分身の術」の考え方
自分が使いやすい環境を作り、維持すること
このような考え方は、自営業でなくても、当てはまることがあると思います。
会社の中で、昇進したい、新しい実績を残したい、自分がもっと仕事をできるようになりたい、と思っている人は、今の自分の作業環境を見直して、隙間の時間を作り、心の余裕を作る「効率化」を目指してみてください。
それが、新しい仕事を獲得するチャンスに繋がるかもしれません。

分身の感覚、ぜひ取り入れてみてください!